液体チョーク GRIP ON(グリップオン)を外岩で使ってみた

液チョー(液体チョーク)はクライミングジムではよく使われているようですが、物は試しで外岩で使ってみました。保持しにくいホールドでのフリクションが増して、ベースとしての効果が感じられました。

液体チョーク ADD FRICTION(アドフリクション) GRIP ON(グリップオン)
液体チョーク ADD FRICTION(アドフリクション) GRIP ON(グリップオン)

今回購入したのは ADD FRICTION(アドフリクション) GRIP ON(グリップオン)。自然環境にも優しい成分で、これを下地として使って粉チョークでチョークアップすることもできるため外岩でも良さそうなのでこれにしました。

初めて使うとき、エタノールが分離してて出てきてしまうらしいので開ける前にモミモミ。

グリップオンを手の平に1円玉大に絞り出す
グリップオンを手の平に1円玉大に絞り出す

手の平に1円玉大に出して両手をすり合わせて指から掌まで満遍なく伸ばす。

両手をすり合わせてグリップオンを指から掌まで満遍なく伸ばし30秒ほどで乾いて白くなる
両手をすり合わせてグリップオンを指から掌まで満遍なく伸ばし30秒ほどで乾いて白くなる

30秒ほどで乾いてこんな感じに白くなります。

実際に外岩で試してみました。

城山 南壁
城山 南壁

1トライ目は粉チョークを使わずグリップオンだけで登ったところ、効果は感じられました。ドライチョークみたいな感じで、甘いホールドやスラブでも手がペタペタ付く感じでフリクションが効きます。

1トライでカチで指先のチョークが取れてきたので、2トライ目以降は粉チョークでチョークアップしながら。2トライ目以降もフリクションがよく効きましたが、粉チョークの効果かグリップオンの効果かよく分からず。昼頃に再びグリップオンを塗りました。

グリップオンを塗って1トライで指先のチョークが取れてくるので、カチの多い外岩ではグリップオン単体よりも、グリップオンをベースとして塗って粉チョークでチョークアップしながら登るのが良さそうです。

結局グリップオンが効いてたかどうかよく分からなかったのですが、1日登り終わって帰りに手を洗ったところ、粉チョークが落ちても更にソープで洗い切るまで手と手が引っかかるくらいフリクションがあったので、グリップオンのベースとしての効果は長く持続していたようです。ジムのスローパーを登れば効果がもっとはっきり分かるのかな?

百均で買ったチューブ容器
百均で買ったチューブ容器

グリップオンは150gあって結構大きいので、百均で買った小さなチューブボトルに詰め替えました。エタノールが入っているので本当はアルコール対応の容器がいいですが、アルコール対応のソフトチューブがなかなかないので、アルコール対応とも非対応とも書いてない容器にしてみました(笑)。容器の説明をよくみたらアルコールを入れると漏れるかもって書いてありましたが、ペースト状なのでなんとかなるでしょう。

グリップオン容器に書いてある使用方法と成分
グリップオン容器に書いてある使用方法と成分

グリップオン容器に書いてある使用方法と成分がこちら。成分は炭酸マグネシウム、エタノール、蜜類となってるので、自然環境にも体にも問題なさそうです。蜜類の高分子がベースのフリクションとして効いてるのでしょうか。