ドライチョークを試してみた

自分は汗っかきなので当然ヌメリ手だと思い、クライミングチョークは特にこだわらず今までずっと普通のチョーク(メーカー不明)を使ってました。でも実は乾き手だと気づいて、GRASPのドライチョーク(粉チョーク)を使ってみたところ、これがバチ効きでした!

GRASP クライミングチョーク ハイグリップ ドライコンディション
GRASP クライミングチョーク ハイグリップ ドライコンディション

今まではジムで購入したメーカーもよくわからない普通の粉チョークを使っていたのですが、チョークを付けると岩が滑るんですよね。他の人が持ててるスローパーや掛かりが甘いホールドが持てない。単に自分が下手くそで持ち方やムーブが悪く握力もないからと思ってました。チョークをたくさん付けると滑るので、指先にちょっと付けるだけ、手を休めるためや気持ちを整えるために形だけチョークバックに手を突っ込む格好をするだけ。

でもある日、気がつきました。冬山で仲間がグローブの中が濡れて悩んでいるのに、自分は全然グローブの中が濡れない。手には汗をかかない。もしかして乾き手なんじゃ?

そこで、ドライチョークを試してみました。購入したチョークは「GRASP クライミングチョーク ハイグリップ ドライコンディション」。乾き手用の粉末チョークです。自分が行くジムのショップにも置いてありよく見かけるので定番なのかなと思ってこれにしてみました。

手につけてみると、普通の粉末チョークに比べてしっとりした感じ。湿ってる訳ではないですが、粒子が大きいのかな。普通のチョークはサラサラして水分を持ってかれる感じですが、このドライチョークはキュッキュッと片栗粉を触ってるような、指同士が引っかかる感じです。

ドライチョークを手につけてみた
ドライチョークを手につけてみた

外岩で何度か使ってみました。

城山 南壁
城山 南壁

ドライチョークをつけて登ってみたら、甘いホールドが楽に持てるようになりました!カチはフリクションあまり関係ないので変わりなく、スローパーは外岩ではあまり出てこないのですが、掛かりが甘いポケット、スラブ、マントル返し、ピンチなど、手のフリクションが重要な場面で以前より安心してホールドを持てます。チョークをたくさん付けてみても岩が滑る感じはしません。

チョークを替えるとこんなに違うとは思いませんでした。いままでのクライミング人生はなんだったんだろう。チョークが合ってないと感じてる方、チョークを付けても岩が滑る方はドライチョークを一度試してみることをおすすめします。