2024.11.10 小川山の人気ルート、屋根岩2峰セレクションを初めて登りました。グレードは最高5.9、ハンドクラック、オフウィズス、チムニー、スラブが混在した6ピッチのマルチピッチです。

11月の小川山はそろそろ寒くなってきますが、意外にも廻り目平の駐車場は混雑していてキャンパーやクライマーが多かったです。紅葉のピークだからでしょうか。屋根岩も色んなルートに人が取り付いていましたが、幸いにセレクションは空いていて待ちなしで登れました。気温は低かったですが日当たりが良く1日快適でした。難易度はグレード通りの感じで、4P目と6P目が難しかったですがなんとか登れました。

カムはキャメロットC4 #1-4、#2-3は2セット使用しました。

シューズはお気に入りのアンパラレルのクラック用クライミングシューズ、アップライズPROです。

1P目 ハンドクラック5.7

左上したクラックで左足のスタンスがないですが、右足ハイステップから立ち上がりハンドジャムを効かせて左足を壁に置き右足を上げていけば難しくないです。

2P目 スラブ5.8

間違えて隣のダーク・クリスタル5.9をオンサイトしてしまいました。体感5.8くらいで、終了点で蜘蛛の糸を登っているパーティに教えてもらうまで気づきませんでした。

3P目 チムニー5.5

隣の終了点からクラックを少し登りトラバースしてルートに復帰。チムニーはバック&フット。プロテクションが取れないという情報がありましたが、カムでいくらでもプロテクションが取れて怖くありませんでした。ザックはフォローに預けて股間に吊るして登ってもらいました。

4P目 クラック/スラブ 5.8

クラック直後のスラブが難しかったです。ダイクを左にトラバースという情報を鵜呑みにして行き詰まり、クラックからそのままスラブを直上したら楽に行けました。後半のチムニーとスラブは易しいです。終了点の木から更に5m程クライムダウンした所までピッチを伸ばしましたが、ロープを木の後ろに通したためロープが木に擦れて重かったです。

5P目 トラバース 5.7

岩をアンダーで持ってトラバース。体感5.4くらい。トラバースはフォローのためにプロテクションを小まめに取ります。

6P目 クラック 5.9

広めのハンドクラック、最後の抜けはオフウィズス。出だしはレイバックで登り、5.7ルートとの分岐からハンドジャムで登ります。クラックはジャムがよく効きますが傾斜が強く、しっかり5.9あるように感じました。抜けのオフウィズスでムーブが雑になってしまいテンション。後半の足はクラックに入れるよりステミングが良かったかなあ。傾斜が強いクラックでテンパってしまうのをなんとかしたいです。

懸垂下降

3峰の方向に懸垂下降すれば50mロープ2本で1回で降りられました。