クライミングの入門書やネットにカム(カミングデバイス)の使い方の写真が載っているのを見たとき、やけに浅くセットするなあって不思議に思ってましたが、カムを実際に使うようになって謎が解けました。
実はこれ、おそらくカムのヘッドがよく見えるようにわざと浅くセットしてるんですね。クラックのパラレルな面に4枚のカムがしっかり接地するように、閉じ具合はこれくらい、って見えるように。
浅くセットすると外れやすくなるので、実際は、トリガーバーが握れる範囲でできるだけ奥に、45度くらいの角度でセットします(もちろん奥の壁がフレアしてたり状態が悪ければ浅くセットすることもありますが)。
でも実際のセット位置の写真だと、ヘッドの様子がよく分かりませんね。ですので多分、入門書などのカムの使い方の説明ではヘッドの様子がわかるように浅い位置にセットした写真を載せてるんですね。
ナッツも同様に、本などでは説明のため浅い位置にセットしてる写真がよくありますが、実際は、クラックのポケットになっているような位置(下も手前も狭くなっていて上に引かないと絶対抜けない位置)にセットするのが理想です。
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