2025.1.4 見晴らしルンゼにアイスクライミングに行ってきました。気温が低い日が続いたため氷の状態が良く、楽しいルートアイスを満喫できました。

見晴らしルンゼは八ヶ岳の阿弥陀岳の南側、広河原沢左俣から別れている沢。上部のアイスエリアには滝が5本あり、アイスクライミングを楽しんでから御小屋尾根に抜けて周回することもできます。広河原沢左俣を詰めるよりも工程が短く日帰りで楽しめるルートです。
船山十字路に車を停めて広河原沢二俣へ向かい、左股へ。この時期はまだ積雪が少ないので歩きやすいですね。最初の小滝は例年通り釜が凍ってないのでドボンしないように登ります。

左俣へ入って30分くらいかな、右岸に5mほどの滝が見える沢が見晴らしルンゼです。うっかりすると見落として通り過ぎてしまうので注意。見晴らしルンゼは簡単に登れる小滝がいくつか続きます。

氷の状態は良く、まだ積雪が少ない時期で氷の高さがありました。
すこし歩くと、アイスエリアの1番目の滝が見えてきます。2番目以上の滝はエリア下からはよく見えませんが、エリアを左上していくと見えてきます。
アイスエリアは5つの滝がありますが、エリアは平らでなく全体に傾斜があるので行き来がちょっと面倒です。おすすめの流れは、2番目の滝の取り付きに荷物をデポして、2番目の滝を登り、3番と4番の滝は下からアプローチし難いので2番目の滝の上からトラバースして懸垂下降で取り付いて登るのが良さそうです。時間があれば1番目の滝から登ってもいいと思います。最後に荷物を背負って一番左奥の5番目の滝を登り御小屋尾根に抜けます。

1番目の滝は登りませんでしたが、氷が発達して傾斜が緩くなっているようです。
今回は2番目の滝へ。

2番目の滝の上段は前回来た時はもっと立っていましたが、今回は氷が発達し過ぎてるようで傾斜が緩くなっていました。

2ピッチ目の滝上は氷が緩く木もないため支点が取り難いです。落口でビレイしたかったので氷に複数の支点を取って対処しましたが、もう一段登って岩にメインロープか捨て縄をかけて終了点を作ってもいいかもしれません。
この上に更に岩と雪の3ピッチ目があり、3ピッチ目の上からトラバースして3-4番目の滝上に行ったり、木を支点に懸垂下降できるのですが、今回は時間があまりなかったので岩に掛かってた残置の捨て縄を支点に懸垂下降。傾斜が緩いのでロープを流しながら降りる「流し懸垂」で降りました。

帰りは今回は御小屋尾根でなく同沢を下降しました。御小屋尾根の稜線歩きも楽しいですが、同沢を下降した方が時間は早いですね。
次は左俣か右股にも行ってみたいです。
Now loading...