【クライミング】三ツ峠 亀ルート

三つ峠の屏風岩でクライミング練習。中央カンテと亀ルートを登りました。中央カンテは過去に登ってるので今回は初めての亀ルートを紹介。夏の三ツ峠山は下界に比べれば涼しいですがそれでも日が当たるとちょっと暑かったです。

亀ルート 八寸バンド
亀ルート 八寸バンド

三つ峠裏登山口から三ツ峠山荘を通り屏風岩へ。亀ルートは左フェイスにある4ピッチIV+のルートです。本では星3つですが中央カンテに比べると登ってる人は少ないようです。

三ツ峠 屏風岩
三ツ峠 屏風岩

取り付きは第一バンド上にあり、登山道から巨人ルート寄りの階段状の岩を登りバンドを右にトラバースして取り付きます。自分のパーティは3人なのでダブルロープでつるべでリードを交代しながら登りました。

1ピッチ目IV+は染み出しで濡れたかぶり気味のクラック。出だしからパワーを使ういやらしいルートですね。染み出しで足が滑らないように注意。

亀ルート 1ピッチ目
亀ルート 1ピッチ目

2ピッチ目IV+はフェイスのトラバース。バランシーでした。フォロワーが2人いるトラバースでは2本のロープをクリップしていきます。ロープの流れは悪くなりますが、両方クリップしないとフォロワーが大変な目にあいます。

亀ルート 2ピッチ目
亀ルート 2ピッチ目

次は亀ルートの目玉、3ピッチ目III+の八寸バンドです。バンド幅は八寸もない感じです。下の写真ではバンドがあるかも分かりませんね。高度感はありますが、ホールドを丁寧に拾っていけば難しくはありません。どちらかというと1、2ピッチ目の方が怖かったです。

写真では2本のロープを別々のカラビナにクリップしているのが分かります。ダブルロープ方式でフォロー2人のトラバースなので2本のロープをクリップしますが、そのとき2本のロープを同じカラビナにクリップしてしまうとリードが墜落したときロープ同士が擦れて溶融する危険があるので、このように別々のカラビナにクリップします。

亀ルート 3ピッチ目 八寸バンド
亀ルート 3ピッチ目 八寸バンド

ここで雲が厚くなって雷が鳴り始めたので、4ピッチ目はやめて懸垂下降で終了。

亀ルートは残置ハーケンやボルトがあるのでカムはほとんど不要ですが、人によっては1ピッチ目でスモール〜ハンドサイズのカムが欲しいかも。なかなかスリルがあり、トラバースのロープワークのいい練習になるルートでした。